フィールドノート(民俗野帖)

「研究ノートと書評」改め

鬼門封じの猿

京都には北東、鬼門の方角から災いが来る事を封じるために猿を置いている所がある。9月7日それを巡ってみた。
幸神社猿像web 猿が辻の猿web
まず、北から、幸神社と書いて(さいのかみのやしろ)と読む。今回驚いたのは、境内の古い社務所がすっかり取り壊されていたことだ。さいのかみは普通、塞の神と表記する、道祖神などと同義のものだろう。
次は京都御所の北東の角が切欠かれて、そこに猿がいる。ここを猿ヶ辻という。慶応元年(1865)5月20日夜、ここに差掛った姉小路公知が襲われた事件は猿ヶ辻の変といわれている。
八坂庚申堂拝殿web
八坂庚申堂は庚申(かのえさる)という方角でなしに、暦の上での十干十二支による猿信仰のお堂。子、丑、寅と十二支と甲、乙、丙の十干の組合せで2カ月に1回の割で庚申の日が廻って来る。その夜は三尸(さんし)の虫が人間の体から抜け出して、天帝に人間の悪行を告げにいく。であるから、その夜は眠らずに徹夜する庚申待という物忌みをするという信仰。ぶらさがっているのは「くくり猿」というもの。
新日吉神社右猿web 新日吉神社左猿web
もともと、比叡山が京都の東北の守りだが、比叡山の向こう側の日吉大社がまさに猿を神使としている。その日吉大社を京都に後白河法皇が勧請したのが新日吉(いまひえ)神宮。狛犬ならぬ狛猿がいる。
京都猿地図




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