フィールドノート(民俗野帖)

「研究ノートと書評」改め

白狼の墓

町立三朝図書館(google street viewから)
 「3 白狼伝説
   大久保左馬之祐と株湯
 さて、平安時代も終わりに近い時代のことになるが、平治の乱(1159)を企てて平家に敗れた左馬頭源義朝は、その翌年の一月、尾張国で斬られて一家離散の運命に陥った。伝説によると、この没落の源家を再興せんものと、義朝の家臣大久保左馬之祐なる武士が、全国の大社・名刹に悲願をかけて行脚の旅に出たという。時は二条天皇の長寛二年(1164)八月(一節には三月とある)のこと。山陰有数の霊場三徳山に参拝の途次、この三朝の里で年老いた白い狼を見かけた。討ち取ろうとしたが、彼はふと考えた。このように年古りた獣は、ときに神仏の化身としうことがある。これは、そのまま逃がすがよかろうと、見過ごして宿に泊まった。
 その夜のことである。左馬之祐の夢枕に立った妙見大菩薩は、『その方の、慈悲深い心に感じ入った。その報いに出湯の在りかを教えよう。』といって、道案内をして夢は消えた。翌日、彼は半信半疑ながら、教えられた道順をたどって行くと、果たして一本の古木があって、その根元に温泉が湧き出していたという。
 古来、我が国の温泉発見が、霊夢によるもの、またツルとかサギ、あるいはシカやキツネなどによって発見の端緒になったという、いわゆる鳥獣発見伝説が多い。これは温泉の湧出を神秘なものと思い、それが神仏の霊験に結びつけられたものであろう。」
 図書館で見つけた『三朝温泉誌』(三朝町、1983)の一文だが、添えられた写真が(伝説の白狼の墓)とあった。
白狼墓001
 これはいったいどこにあるのだろう?
また、別の資料で、三朝神社が大久保左馬之祐を祀っているというのを見つけたので、三朝神社に向う。
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