フィールドノート(民俗野帖)

「研究ノートと書評」改め

下市神社?

まず、下市神社がない。地形図で神社のある所に見当をつけて探しに行く。
八幡宮鳥居 八幡宮境内
せまい村の中では、ハスラーは役に立つが、なかなか行き着けない。勝田川と9号線が交差する墓地の近くの神社に辿り着く。八幡神社とある。八幡1245の八幡宮のつもりだったが、あとで地図を見ると、JRの北なので、また違う。
八幡宮狛犬? 八幡宮山神
奇妙なのは、八幡宮なのに狐?の狛犬がある。これは狼のつもり?謎である。入口近くに「山神』の祠がある。場所の問題も含めて、わからないことが多い。
「明治一〇年(一八七七)向原村と合併して八幡村となった。かつて地内には下市神社(もとは荒神と称した)があったが、大正五年(一九一六)湯坂の葦原あしはら神社に合祀された。地内の墓地の一隅に幕末に因幡二十士の一人として勇名を馳せた渋谷武貞の墓がある。」(『鳥取県の地名』から)
 つまり、もう下市神社はないのか。
「 下市神社(東伯郡琴浦町下市)では船上(ふなのえ)神社の神使『狼さん(神札)』を、毎年お迎えして祀っている。その狼さんを年末に送ることにある。」
「下市集落は現在でも、毎年厨子による狼さんの送り迎えを続けているが、古い形態は、村で疫病が流行ると船上山の狛犬を背負って村に迎えることであったと考えられる。」(『鳥取県の祭り・行事』から)
『鳥取県の地名』の「向原村」の項に
「御崎みさき神社がある。かつては前原まえばら神社・八幡宮があったが、前原神社は大正五年(一九一六)湯坂の葦原ゆざかのあしはら神社に合祀された。八幡宮も同年、いったんは湯坂の葦原神社に合祀されたが、氏子が反対したため翌年御崎神社に合祀された。今日でも同社は「八幡さん」とよばれている。」
とあるので、これは御崎神社か。となると名前からして狼神社である。


この推測は当っていたようで、「秘められた神事『オオカミさん送り』」という記事を見つけた。




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奥御前神社

   「境内神社の奥御前神社が俗に狼様と称され、霜月大祭(現在は一二月一三―一五日)に塩を奉納する。社殿の裏面には狼の通る穴があけられている。霜月祭には信者は各自の家に勧請祭祀されていた古い小祠を背負って参拝し、本殿で新しいものに取替えて持帰る風習がある。」(『岡山県の地名』から)   オクミサキ、あるいはオクオサキと読む。ここでも塩が供えられている。また狼の足跡石というものがあるが、...

  • 2014/09/09(火) 07:49:43 |
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