フィールドノート(民俗野帖)

「研究ノートと書評」改め

日吉大社 東本宮

東本宮本殿 東本宮本殿02 東本宮神木
「 古代から中世への移行に伴う神社の存在形態の変化は、必然的に、思想や理念の面でも神々の世界に決定的な変化をもたらした。すでに述べたように、『古事記』は天照大神に始まる皇統の系譜の中に血縁的な擬制をもって諸氏族の神々を位置づけていこうとするものだった。そこではムスヒの神といったより根源的な神の存在がにおわされてはいても、天照大神が実質的な至高神であることについては異論を挟む余地はなかった。
 ところが中世に入ると、さまざまな有力神が口々にみずからの優位を主張するようになる。諸神の頂点としての天照大神の地位は、理念のレベルでも神々の上昇と反乱によって瓦解に瀕するのである。なかでももっとも鮮明な形で既存の秩序に反旗を翻したのが、最大の宗教権門である比叡山を後ろ盾にした日吉山王社(ひえさんのうしゃ)だった。
 この日吉神社を中心として形成される山王神道関係の書物では、山王神こそが日本第一の神であるという主張が繰り返しなされている。」(佐藤弘夫『神国日本』ちくま新書、2006、P43)
 雪が降り続きそうなので、本家鶴㐂そばで昼食をすませてから、琵琶湖博物館に向かうことにする。
猿の霊石 猿の霊石02 東本宮楼門
日吉大社01

スポンサーサイト

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://hottalab.blog103.fc2.com/tb.php/798-8375754e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad