フィールドノート(民俗野帖)

「研究ノートと書評」改め

元三大師堂(がんざんだいしどう)

元三大師堂門 元三大師堂 元三角大師
 元三大師堂は四季講堂というのが本当の名前。
「延暦寺四季講堂 一棟(大津市坂本本町) 滋賀県指定文化財 建造物
 四季講堂は、桁行五間、梁間四間、一重、入母屋造、瓦棒銅板葺の建物です。
 四季講堂は、慈恵大師(元三大師)良源の住房の地に建ち、康保四年(967)以来、年間春夏秋冬の四回に法華経の論議がされることから、四季講堂と呼ばれるようになり、現存の建物は承応元年(1652)の建立になるといいます。
 正面中央は双折唐戸(ふたつおりからど)、その左右に蔀戸と舞良戸をはめ、側面はほとんどが板壁で囲まれた素木造で、低い縁高欄が周囲を繞っている堂々とした風格の建物です。蟇股彫刻などに時代の特色がよくあらわれています。
 昭和四二年(1967)九月に滋賀県の有形文化財に指定されました。
     平成五年(1993)十月一日             大津市教育委員会」(案内板から)

「大師信仰
 弘法大師,元三(がんざん)大師,善導大師など各宗派の祖や高僧に対する信仰をさすが,大師信仰として一括されるのは,これらの基底にオオイコ(大子)として神の子や遊行の神が村に現れるとする信仰があるとされるからである。(中略)
 元三大師は角大師ともいわれるが,天台の僧良源のことで,正月の3日に生まれたからこの名がついたとされる。祈禱をよくするため,民間に厄よけ,疫病よけとして信仰される。一方,聖徳太子もタイシとして信仰されている。このように高僧をタイシとして信仰するのは,神の子が村に遊行する客人(まれびと)信仰の一つとも,また,聖(ひじり)などの遊行の僧がそれを利用して信仰をひろめていった痕跡ともとれる。」(『世界大百科事典』から)
 どうも「おだいしさま」というのは、弘法大師と元三大師と聖徳太子をごっちゃにしているようなのだ。
元三大師堂 - Spherical Image - RICOH THETA



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