フィールドノート(民俗野帖)

「研究ノートと書評」改め

出雲国府跡

出雲国府1 出雲国府と茶臼山 出雲国府ドローン
 茶臼山を望む場所に国府跡がある。
「 出雲国府は、松江市大草町にある意宇平野に所在する。周囲には精美な条里制水田が広がり、北には神名樋野と称される茶臼山がそびえる。出雲国府やり東に目を向けると条理の向こうに入海と呼ばれた中海が見え、真冬の晴れた日には国引き神話で有名な大山の雄姿を仰ぐことができる。
 数十年にも及ぶ発掘調査では、出雲国府の中枢である政庁、役所の実務機関である曹司(そうし)、国司の宿泊施設である国司館、鉄や漆を加工生産する工房などが見つかった。政庁は、国家権力を誇示する儀礼の場、または外交・饗宴の場としての機能を持つ。調査では、四面に廂の付く大型建物が検出され、政庁後殿もしくは正殿と推定されている。出雲国守である門部王も、この政庁に通って政務をおこなっていたのだろう。政庁の北には、大型の掘立柱建物が整然と並んでおり、曹司と推定されている。曹司とは、租税の徴収・管理や戸籍の作成といった実務的な作業をおこなう場所である。国司配下の雑任(ぞうにん)・徭丁(ようてい)など、多くの人々が働いていたと思われ、木簡や硯などが多量に出土している。国司館は曹司の北で見つかった。庇付の大型建物が東西に並び、文字資料からそれぞれ『東殿』『西殿』と呼ばれていたことが分かった。こうした行政施設からやや離れた場所では、鉄と漆の工房が検出された。(中略)
 このように、出雲国府には様々な施設が存在し、それらが政庁を中心として機能ごとに分散して配置されていることが明らかになった。」(『解説出雲国風土記』P243~244)
 ここでもドローンを上げる。


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