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フィールドノート(民俗野帖)

「研究ノートと書評」改め

三角池

三角池小鳥居 三角池巨樹 三角池二重鳥居
「三角池(みすみいけ)と薦神社(こもじんじゃ)
     大分県指定史跡 昭和51年3月30日指定
 薦神社は、別名大貞八幡とも呼ばれ、宇佐八幡宮の元宮であるとも伝えられる。史跡範囲は、内宮である5ヘクタール余の池と外宮の社殿からなる。池は、三角池(御澄池)と呼ばれ、池そのものが御神体である。三角池に自生する「真薦」を刈り取って、池の中の敷島で乾かし、宇佐八幡宮の御神体である「御枕」にしたという。社殿は、承和年間(834~848)の草創と伝えられるが、三角池の築造はこれより古いといわれる。薦神社が祀る八幡神は、池の守り神であったといわれる。当寺、大陸の技術を持つ渡来人によって、各地の水利不便な台地に多くの溜池が造営されたという。三角池も、こうした溜池の一つであると考えられている。
 三角池は、緩やかに起伏する洪積台地を利用して作られ、北東から南西へ手のひらを置いたような形をしており、手の先にあたる南西側には三つの澤がある。入江状の澤は浅く、ハスが密生し、マコモの群生地となっている。御神体でもある三角池では、池・植物・魚などが大切に扱われ、それゆえに貴重な水生群落、入江に群生するマコモ群落やハンノキ林などが残っている。薦神社の周囲は、かつて欝蒼とした森であった。現在でも、社殿のある一帯は、コジイ=クロキ群集の常緑広葉樹林に覆われ、イチイガシ林、クスノキの巨樹とあわせて境内林をつくっている。
 なお、三角池の植物と植物群落は、大分県指定天然記念物『三角池の水生・湿地群落』に指定(昭和55年4月8日)されている。
           平成7年7月1日  中津市教育委員会」
(案内板から)
三角池案内図 三角池上鳥居 神足跡
                           「神様の足跡
                             八幡神が三歳の童の姿で降臨された時の足跡です。」
                           (案内板から)
「 三角池が聖地とされるのは八面山との関係においてである。先に、三角池が八面山と対称の位置にあることを述べたが、現に三角池の南方はるかに八面山が望まれる。つまり、神体山信仰としての八面山信仰の中で理解するべきもので、八面山山頂の磐座に宿った神を麓に降し迎える里宮は各所にあったと考えられるが、中でも三角池はその中心であった。」
(逵日出典『八幡神と神仏習合』P149~150)
 まだ雨が上がらず、池の彼方の八面山もほとんど雲の中である。

 
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